英検ライティング、その書き方で減点されています

英検2級・準1級のライティングで「内容は書けているのに点が伸びない」という人の多くは、構成の型を守れていないか、無意識に減点対象の書き方をしています。実は問題文の指示を満たしていても、段落構成や語彙の使い方ひとつで評価は大きく変わります。この記事では、意見論述で高評価を取るための型と、ありがちな減点ポイントの直し方を具体例つきで解説します。読み終える頃には、次の答案からすぐに使える改善点が分かります。
英検ライティング(意見論述)で評価される4つの観点
英検のライティング(意見論述)は、一般的に以下のような観点で評価されるとされています(配点や詳細は必ず英検協会の公式情報で確認してください)。
- 内容:課題で求められている内容が含まれているか
- 構成:論理的な構成になっているか
- 語彙:課題に相応しい語彙を正しく使えているか
- 文法:文法的な正しさ
多くの学習者は「内容」ばかりに気を取られますが、実際には「構成」と「語彙・文法の正確さ」で差がついているケースが目立ちます。まずは型を固定し、そのうえで表現の質を上げていくのが効率的です。
減点されない意見論述の基本構成
意見論述では、次の4段落構成が基本の型になります。
- 序論:自分の意見を明確に述べる
- 理由1:具体例を添えて説明する
- 理由2:具体例を添えて説明する
- 結論:意見を言い換えてまとめる
この型を崩さずに書くだけで、採点者は「どこに何が書いてあるか」をすぐに把握できます。逆に、理由を3つ以上詰め込んだり、具体例なしで理由だけを並べたりすると、内容が薄く見えてしまいます。
序論でありがちなミス
序論で意見を曖昧にしてしまうと、読み手はその後の展開を予測できず、論理的な文章という印象を持ちにくくなります。
❌ There are some good points and bad points about using smartphones. ⭕ I think students should be allowed to use smartphones at school.
最初の一文で立場をはっきり示すことで、後に続く理由がすべて「その意見を支える根拠」として機能します。賛成か反対か、あるいはどちらの意見に近いかを、序論の段階で明言することが大切です。
理由の書き方で差がつくポイント
理由を書くとき、抽象的な理由だけで終わってしまうと説得力が弱く見えます。理由には必ず具体的な説明や例を添えましょう。
❌ First, it is convenient. Second, it is useful for studying. ⭕ First, smartphones are convenient because students can quickly look up information they do not understand during class.
Beforeの文は理由が一言で終わっており、なぜそう言えるのかが読み手に伝わりません。Afterのように「なぜ便利なのか」を一歩踏み込んで説明することで、内容の評価が上がります。理由ごとに「理由+具体例」の2文構成を意識すると、自然に説得力のある段落になります。
語彙・文法で減点されやすい書き方の直し方
構成が正しくても、語彙や文法の使い方で評価が下がることがあります。特に次のようなミスは頻出です。
同じ単語の繰り返し
❌ Smartphones are good. Smartphones can help students study. Smartphones are also fun. ⭕ Smartphones are useful. They can help students study, and using them can also be enjoyable.
同じ名詞や形容詞を繰り返すと、語彙力が低いという印象を与えてしまいます。代名詞や言い換え表現を使い、単調さを避けることが大切です。
話し言葉的な表現
❌ I think this is very good and I really like it a lot. ⭕ I believe this approach is highly effective for improving students' motivation.
veryやa lotを多用すると、フォーマルな論述としては幼い印象になります。highly、significantly、considerablyなど、書き言葉らしい副詞や形容詞に置き換えることで、文章全体の質が上がります。
つなぎ言葉の単調さ
First、Secondだけで理由をつなぐ答案は非常に多く見られます。In addition、Moreover、On the other handなど、文脈に合ったつなぎ言葉を使い分けると、論理展開が読み手に伝わりやすくなります。ただし、無理に難しい表現を詰め込むと不自然な文になるため、自分が正しく使える範囲の語彙を選ぶことが重要です。
結論で気をつけたいこと
結論は、序論で述べた意見をそのままコピーするのではなく、少し表現を変えて言い換えるのが基本です。新しい理由や情報を結論で急に追加すると、構成が崩れて見えるため避けましょう。
❌ In conclusion, smartphones are good. Also, teachers should use more technology in class. ⭕ In conclusion, I believe students should be allowed to use smartphones at school for educational purposes.
結論は「意見の再確認」に徹し、本文で述べた理由の範囲内でまとめることを意識してください。
時間配分と見直しの習慣
本番では時間が限られているため、書き終えた後に見直す時間を必ず数分確保しましょう。特に次の3点は見直しの際にチェックすると効果的です。
- 主語と動詞の一致(三人称単数のsなど)
- 時制の統一
- スペルミス
練習の段階から「書いたら必ず見直す」習慣をつけておくと、本番でも自然に見直しができるようになります。
まとめ
- 意見論述は「序論・理由1・理由2・結論」の4段落構成を守ることが基本
- 理由には必ず具体例を添え、抽象的な説明だけで終わらせない
- 語彙の繰り返しや話し言葉的な表現を避け、書き言葉らしい語彙・つなぎ言葉を使う